手足や顔のむくみに加えて血尿をともなう病気
小児に多く見られる病気に“急性糸球体腎炎”があり、尿量の減少をきっかけに、むくみや血圧の上昇とともに血尿が認められることががあるのではないでしょうか。
このむくみをともなう病気は大部分が 溶血性連鎖球菌 と呼ばれる感染症にかかってから、1~2週間後に感染した溶血性連鎖球菌と、これに対する抗体が結合した状態で、腎臓内の 糸球体 と呼ばれる箇所に蓄積されるために、急性腎炎が引き起こされるためと考えられているところです。
溶血性連鎖球菌は扁桃腺や咽頭の炎症を引き起こす原因菌で、この病原菌に対し免疫の弱い幼児が発症することが多く、投薬により一過性の病気だと思われたところへ、本症を認め驚かされることがありますけれども、大部分は入院して食事療法など2ヶ月程度で自然治癒しましょう。
病気の診断は血圧測定、血液検査や尿検査でおこなうことができ、大部分は予後の経過も順調で半年から1年くらいで完治しますけれども、1~2%くらいの割合で慢性腎炎に移行する場合があり、慢性化すると腎臓保護のため厳しい食事制限が付きまとうので、引き続き尿検査を受け慢性化を防ぐことが大切です。
また同様なむくみの症状でも、急性腎炎を引き起こす別の病気の可能性がありますので、専門の医師に確定診断してもらうことをお勧めしましょう。
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